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解熱剤を飲ませるタイミング


新生児(乳児)など、小さな子供が熱を出すと念のために解熱剤を一緒に処方される場合が多いかと思います。

解熱剤の安全性に不安のある方や、本当に現時点で解熱剤を飲ませるべきなのか?そうでないのか?の判断も難しい!と思われているかもしれません。

本来、人間は自然治癒力というものが生まれながら備わっていまして、外から細菌やウイルスが進入した時に、これらを、やっつけようと発熱します。

いわば、防衛反応の一種で、発熱時はウイルスや細菌を退治しようと闘っている最中なわけです。

感染してしまった菌を、退治しようとしている時に、解熱剤を飲ませるという事は、菌を退治することを途中で放棄し、菌を一時的に野放しにするようなものです。

解熱剤が、細菌やウイルスを退治するわけではありません。解熱剤は、菌には全く作用しません。熱を下げ、発熱による身体の消耗を一時的に解消して楽にするだけの薬なのです。

ですので、解熱剤の効果がなくなれば、また発熱します。

解熱剤も、正しい使い方を誤ると、返って病気を長引かせる事もあります。

発熱して、熱に弱い感染した菌の活性を弱めている間に、一生懸命、体は感染した菌に対しての抗体を作ろうとしています。

ここで、解熱剤で発熱できなくなると感染した菌が、その間に活性して抗体の完成を遅らせてしまうのです。

つまり、解熱剤は逆効果で病気を長引かせる!理由はこういった事が原因なのです。

もし、赤ちゃんや子供が元気そうで、食欲もあり機嫌も悪くないのであれば、熱があっても解熱剤を飲ませる必要はありません。

病院では、ここまで詳しく説明して下さるところは少ないです。とにかく、熱を下げれば治る!というのは間違いなのです(汗)

ただし、例外もありまして・・・
顔色も悪く食欲もなく、あきらかにグッタリしている場合です。

このような場合に限っては、一時的ではありますが、発熱による体力消耗を軽減し、楽にしてあげる必要がありますので、解熱剤を使った方が良い場合もあります。

菌に対する、抗体ができれば自然に熱も下がります。

発熱じたいが原因で、脳に影響を及ぼしたりする事はないようです。心配なのは、感染した菌じたいが、脳で炎症を起こしてしまう事の方が怖いのです。

赤ちゃんや、子供が嘔吐や頭痛などの、新たな症状で急にグッタリしてきた場合は、救急車を呼ぶなどして病院に搬送して下さいね。

それと、長引く発熱にも注意が必要です!!!


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